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不忍池の蓮の花
最終目的地は決まっていたものの、
御茶ノ水駅で途中下車してからは、ぶらぶら歩き。
湯島聖堂近くのお店で初物・カキ氷休憩し、
さらにぶらぶら歩くと不忍池が見えてきました。
池は蓮の葉の緑におおわれ、
その中にぽつぽつと、
まるでぼんぼりのような蓮の花のつぼみが灯っていました。
数日前。
銀座のギャラリー悠玄で、
松岡真澄個展 「蓮わたり」
を見てきたばかり。
いただいた案内状の蓮の絵に一目惚れし、
朝から歩き回る予定の日に銀座行きを無理やり入れ、
閉店前に、どうにかギャラリーにたどり着きました。
入ったとたん、
屏風に描かれた蓮の絵が目の前にあふれてきました。
隣りの部屋には様々な蓮の絵が飾られていて、
みずみずしいつぼみと美しく咲く花と、
描かれている蓮の花はどれも繊細で優雅です。
けれども、
枯れた葉や実も、表情豊かに描かれていて、
どの絵の前に佇んでも、
なにやらおだやかな声で語りかけてくれているようでした。
こんなふうに、
安らいだ気持ちになれる絵と出会えることはめったにないように思います。
作品をゆっくり見させていただいたあとで、
松岡さんが絵を描かれた図鑑絵本を見つけました。
(絵本の紹介は後日の予定)
『校庭のざっ草』 福音館書店 2007
さく・有沢重雄
え・松岡真澄
松岡さんともお話しすることができ、
あわただしかった一日のあと、
ゆったりとした時間を過ごさせていただきました。
その後、とあるギャラリーバーに連れて行ってもらい、
初対面のマスターに、
「居場所」についての深い話を聞いたり、
初物・スイカをいただいたりで、
あわただしかった一日は最後まで刺激的でした。
ぶらぶら散歩しながら不忍池をあとにして到着した先でも、
かなり刺激的な出来事が待っていて、
抱えていた問題がフッキレついでとばかりに、
いつになくハイテンションで過ごしてしまいました。
けれども今年の夏は、
蓮の花を心に抱いて穏やかに乗り切りたいと、
七夕の夜に見えた星(星座はわからず・・・サトウくんはどこ〜?)に、
静かに願いをかけたのでした。
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