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「南極料理人」を観た映画館で、
「地下鉄のザジ」も上映していました。
ザジ、といえば、地下鉄の!
だから、
『地下鉄のザジ』 レーモン・クノー 生田耕作/訳 中公文庫 1974
この本も、若い頃に読んでいて、
少女ザジの魅力にため息をついたことを覚えています。
映画化は1960年とのこと。
一度、ビデオを借りて観たような気がするのですが、それもずいぶん前のことでよく覚えていません。
作品生誕50年のお祝いの【完全修復ニュープリント版】として再上映。
おっ!と思って観る機会をうかがっていましたので、
神保町へ本の仕入れへ行く途中、
新宿途中下車して観て行くことにしました。
観客はまばら。
その中で、おじさまおばさま率が高いのは、
むかしなつかしな映画だからでしょうか?
ヌーヴェル・ヴァーグも言葉遊びも、
パリの町並みもわからないながら、
ザジの小生意気少女ぶりが愉快で、
このたびは、ため息ではなく、
わくわくうふふな少女ザジとの再会となりました。
そして、ザジを取り囲む大人たちのへんてこぶりにも意識がいったのは、
私が少女ザジではなく、
どっぷり大人の側にスライドして生きているからなのでしょう。
若い頃にはよくわからなかった「大人の事情」も知るようになり、
ちらちらと、
ザジの周囲に見え隠れする「事情」も察知できるようになりました。
一見、ひっちゃかめっちゃかだけに見える騒動の中に、
当時の時代背景や社会の様子も伺えます。
パリに行った事があったり、
フランス語がわかっていたら、
もっと面白く観ることができる映画なんでしょうね〜。
残念!
それでも、映画を観てから数日たっている今でも、
映画の中の多くの場面を思い出すことがあり、
そのたびに、
晴れ晴れとした気分になります。
それぞれのシーンがとても印象的。
なかでもエッフェル塔に上り、
螺旋階段を駆け下りながら会話するシーンは、
私もやってみた〜い!
でも無理〜!! (>。<) と思って何度思い出しても楽しめます。
ザジのオレンジのセーター姿、
チラシ(写真)ではわからないけど、とてもかわいいです。
瞬間瞬間に大人になっていく少女・ザジですが、
映画の中のザジは、
永遠に少女ですね。
小生意気でいとおしい、少女のままです。
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