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この夏、
集中読書著者に決定している(もちろん私が勝手に決定)、
誉田哲也さんの本を、図書館で借りて読んでいます。
誉田哲也さんを知ったのは『武士道シックスティーン』でした。
[URL]
その続編の『武士道セブンティーン』も読み。
そのまた続編『武士道エイティーン』がつい最近出たと知り、興奮!
図書館の蔵書検索したらすでに50人以上の予約があり愕然…!
そんなに人気だったの?
と、今更気付く失礼ぶり。
あらためて、著者名で検索すると、誉田さんって、刑事もの推理小説で有名なんだと知りました。
『武士道エイティーン』が読めるようになる前に、その、推理小説を読んでみようと、この夏の集中読書著書に決めたのです。
『ストロベリーナイト』 光文社 2006
の次に借りたのが、
『ジウ 警視庁特殊犯捜査係[SIT]』 中央公論新社 2005
でした。
その、読み出してしばらくの30ページに、書き込みを発見!(写真)
“こんちくしょう気分がよく出ている”
これって、感想?
図書館の本ですから、線引きやページ折りにぶつかるのはしょっちゅうです。
毎回、嫌な気分にはなるけれど、すっかり慣れて驚くことはありません。
でも、さすがに、こんな感想めいた書き込みにはお目にかかった記憶が…、いや、専門書でありました。
教育関係の本に、反論とか追加の書き込みがあり、書き込んだ人は教育関係者か教育に興味を持っている人のはずなのに…と、いやぁ〜ないやぁ〜な気分になったことを思い出しました。
それに比べると、この書き込みの感想は、読んだ人の悔しさがストレートに出ていて、ちょっと笑ってしまえます。
確かにここの文章は、登場者の一人が過去の出来事を回想する場面で、そこに出てくる複数の登場者の会話やしぐさから、それぞれの性格や関係が読者に伝わってくる上手い描写なのでした。
書き込んだ人は、推理小説作家をめざしている人なのかなぁ〜。
そんな広いココロでスルーして読み続けましたが、
その後も、
“なるほど”
“質感のない文章で描写のみの簡潔さ”
などと書き込みが現れ、ややうんざり。
この後はどうなの? と、読みを中断して書き込み検査に走り、どうやらその3箇所だけとわかって、やっと集中して読み進めることができました。
図書館の本ですから、しょうがないのでしょうけどね。
(-_-)
「著者のことば」に、
“アクションもミステリーも、人情話もバイオレンスも盛り込んだ、極上の娯楽作品と自負している。”
とあり、その言葉通りの物語でした。
私の一番の収穫は「SIT」と「SAT」の違いがわかったことでしょうか〜。
事件は『ジウ2』『ジウ3』と続き、ようやく完結するようです。
この夏は娯楽へ走る!
…もう、夏の終わりが見えてるけど… (V)o¥o(V)
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